消防職員さん立ち合いの避難訓練

施設では毎月火災を想定し避難訓練を行っていますが、内年2回は消防署職員さん立会いの訓練を行っています。今回は羽島郡広域連合東消防署の消防職員さんにお越しいただき、火災発生時を想定した施設内にある物を使用した搬送方法等を指導していただきました。

<搬送方法の指導>
 布団等を使用した搬送訓練

広げた毛布に対し、入居者を対角線上に寝かせる。
次に入居者を毛布で包む。
毛布の頭部側をしっかり握り、引いて行く。

 立位保持困難者の場合(補助者2~3名)

 先ずは補助者①が入居者の頭側より上半身を起こし、両脇から腕を差し込み、入居者の片腕を胸元で握りる。次に補助者②(②と③)が足や腰に加わり、体を持ち上げた後搬送する。その際、入居者が不安になりにくいので、進行方向を足側からとすること。また、持ち上げる動作の際には補助者同士で声を掛け合いタイミングを合わせることが大切です。

  おんぶ姿勢の場合(補助者1名)

入居者の姿勢を固定する事により安定感を高める為、先ずは入居者の体を高めの位置に背負う。次に補助者が入居者の足を外側から抱え込み、続いて補助者の胸元で入居者の両手首を握る。

簡易担架等の利用方法(避難専用具:エアーストレッチャー)

消防署のエアストレッチャーを職員が体験させてもらいました。
拡げたエアストレッチャーに、補助者2名にて要介助者を乗せ、体がずれない様にベルトで固定し安定させました。

実際に階段上を滑らせるように降段しましたが、全く痛みを感じず驚きました。

その他
☆シーツを利用する場合(補助者4名)
シーツ等は原形のまま握ると補助者の握力が失われやすい為、予め端を丸め握りやすい太さに調整す  る。
☆車椅子や座椅子を利用した場合(補助者4名)
補助者は背部2名、前部2名の配置となり車椅子の場合は各ハンドルと脚部付近のフレームを握る。座椅子の場合には各脚部を持つ。進行方向は転落防止の為、背もたれ側からとする。
☆歩行が可能で患側がある場合(補助者1名)
患側に立ち脇から腕を差し入れ、腰部着衣等を握り支えながら歩く。

<設置防火設備の種類と機能の確認>
当施設は平成18年に開設しましたが、「防火設備は現在の基準に対しても十分に備わっています。」と消防職員さんに言っていただけました。
折角の設備なので、改めて機能等の確認を一緒にしました。

 1)スプリンクラー
局所的に作用し避難を助ける働きをします。連続運転で20分程度は動く見込みで、屋外にある「送水口(スプリンクラー専用)」にポンプ車から加圧送水することにより、散水能力を高めることができます。

2)自動火災通報装置
火災感知時には機械が自動で消防署への通報や登録された職員への電話連絡を担ってくれる為、人命救助にかける時間が多くなります。

3)消火栓(補助散水栓)

この種類は一人でも使用できるという点が優れたタイプです。
ホースの長さは20mあり、各階の東西に分けて2か所づつ設置されています。

 

<消防職員さんより>
 消防署へ通報後、消防隊員到着までおよそ5分程度必要となります。わずかな時間ではあるりますが、少しでも火元から避難することが大切です。その為には防火設備を活用して、職員さんは少しでも人命救助に時間を傾けて下さい。また、設備は必ずしも火を消すことができるものではないことを忘れないで下さい。過信は禁物です。

<最後に>
今後も入居者様には安心して過ごしていただけるように、施設全体の取り組みを今後も続けてまいります。