ICT・介護ロボットの導入

さんさんハート岐南では、
ICT技術や介護ロボットを活用し、利用者の皆さまがより安心して生活できる環境を整えています。
また、介護ロボットを導入することで、職員の負担軽減や業務の効率化にも繋げています。

タブレット導入

現在、介護や看護現場での記録業務は多岐にわたり、膨大な時間を要してしまうことが課題となっています。
そこで当施設では、ケア記録支援(すぐろくタブレット)を導入することで、記録時間を大幅に削減しています。いつでもどこでも、バイタルチェックや食事・水分摂取・排泄・レクリエーションの実施状況をその場で入力し共有することができるため、介護職員間のスムーズな情報共有把握を実現し、ケアを行うことができます。
データ管理はクラウドで行うことにより紙資源の削減、過去の記録もすぐにチェックすることが可能です。

採用しているシステムのご紹介はこちらからご覧ください。

 

見守り支援介護ロボット

心拍、呼吸、体動、離着床、睡眠の状態などを離れた場所から見守ることができる、マット型の見守り支援介護ロボットを2023年4月より導入いたしました。
訪室の合間もaamsが24時間ご利用者の様子を見守ることで、見守りのサポートを行ってくれます。

センサーマット

マット部は電気、電子部品を一切使用しないエアー式の安全設計のため、丈夫で長持ちします。故障リスクが少なく、在庫管理の負担軽減につながります。センサーマットは、マットレスの下に敷くだけで簡単に設置ができます。肩から腰の位置に設置しますが、細かい設置位置の調整は必要ありません。ご利用者の体には何も付けないため、通常時と寝心地が変わらず違和感なくご使用いただけます。
マットレスの下に敷くため、センサーマットがご利用者の肌が直接触れず衛生的にご使用いただけます。また、センサーがご利用者の目にもつきにくく、避けられることがありません。
マットレスやベッドを選ばずご使用でき、エアマットとの併用も可能です。
(※一部使用できない場合があります)

見守り、情報管理

PCやモニター、タブレット端末等を使用して、離れた場所からご利用者の状態をモニタリングができます。ご利用者の現在の状態を一覧画面で見やすく表示します。一人ひとりに合わせたアラート設定が可能です。

リアルタイムでの状態確認

ご利用者の心拍、呼吸、体動、離床をリアルタイムで確認できます。
睡眠状態は深い眠り、浅い眠り、覚醒の3段階で表示します。異変があった際には瞬時にアラート音と画面表示でお知らせするため、いち早く駆けつけることができます。
オプションセンサーを併用することでベッドからの起き上がりも素早くお知らせできるため、離床センサーとしての実用性も高く、動きがアクティブな方の転倒事故防止にも役立ちます。

履歴管理

睡眠状態、離着床、アラート履歴は自動的に保存され、30日分のデータが蓄積されます。
どの時刻にどのような睡眠状態だったか、どのようなアラートが発生したかが記録されます。帳票として印刷、出力することも可能です。夜間の訪室や体位変換などの適切なタイミングを図ることができ、ケアプラン作成に役立ちます。

ナースコールとの連動

各社ナースコールとの連携も可能です。施設様にて導入されているナースコールと接続することで、モニターなどからのアラートと合わせてナースコールからもお知らせされます。

ICT・介護ロボットの導入効果

当施設で働くスタッフに、ICT・介護ロボット導入による効果を聞いてみました。

すぐろくタブレット導入について 介護職員 Yさん

●これまで記録業務に膨大な時間がかかっていましたが、ケア記録支援(すぐろくタブレット)が導入され、記録にかかる時間が大幅に減りました。私たち職員の負担も軽減され、とても助かっています。職員同士で、リアルタイムに利用者様の状態を確認・共有することができるので、各利用者様に必要なサポートを、より早くきめ細やかに行うことができます。いつどこにいても、利用者様の状況や、気づいたことなどをすぐに入力でき、情報共有も簡単にできるので、施設内での連携もしやすいです。すぐろくタブレットを活用して、これからも利用者様一人ひとりに寄り添った介護をしていきたいと思います。

見守り支援介護ロボット(aams)導入効果 介護職員 Sさん

●aamsの導入により、利用者様の様子が離れた場所からでも分かるようになりました。職員数が少ない夜勤のときでも、すべての利用者様の様子を一目で把握できるため、以前よりも精神的な負担が軽減されています。いつでも利用者様の状態が「見える化」されたことで、導入前よりも大きな安心感があります。また、適切なタイミングで訪室や対応ができるようになり、身体的な面でも負担が減ったように思います。ゆとりができた分、利用者の皆さまとゆっくり向き合う時間も確保しやすくなりました。質の高いケアで、今後も利用者の皆さまに安心して過ごしていただける環境を作っていきたいです。